こんにちは!
ぽっぽです
ある話を耳にしたのですが、
「音読をすればコミュ障が治る」
ということを聞きました。
聞いた時には、
んなアホな、
と思いました。
しかし考えてみれば、
全く効果がないとは言い切れないかもしれません。
そこで今回は、
音読でコミュ障が治るのかどうか、
ということを心理士の視点から考えてみたいと思います。
音読って効果あるの?
まず音読の効果についてですが、
完全にコミュ障を改善できるとは思えます。
なぜならコミュ障というのは、
会話に対する感じ方なのです。
何気ない雑談や、
初対面の人と喋ることに、
苦痛を感じてしまうことです。
音読はあくまで声に出して読み上げるだけなので、
この会話の感じ方が変わるとは考えにくいです。
ではどのような点で効果があるかというと、
特に「喋ること」に対して苦手意識があるコミュ障さんの場合です。
会話をする時に焦って噛んでしまったり、
上手く舌が回らなかったりして、
それが恥ずかしかったり苦しいのでコミュ障になっている可能性があります。
このような場合には、
音読は効果的だと思われます。
例えば舌を滑らかに動かす練習にもなります。
発音は才能ではなく、
練習によって上達するものです。
なので滑らかに発音できることで自信が付き、
コミュ障が改善する可能性があります。
他にもついつい焦って早口になってしまう人にも、
おなじ理由で有効だと思われます。
まとめますと、
コミュ障自体の改善ではありませんが、
喋ることが苦手でコミュ障になっている場合に、
音読は有効だと思われます。
効果のある音読って?
ではこの観点から考えた、
効果のある音読を考えたいと思います。
まず前提として、
音読をするといっても最終的に音読をするわけではありません。
音読は、
人と喋るための練習だということを忘れないで下さい。
これを間違ってしまうと、
音読の技術が向上するかもしれませんが、
演説のような喋り方になってしまいます。
なので人に伝える、
ということを練習するために音読をする、
という目的を頭に入れておいて下さい。
では具体的な音読のやり方です。
読むものですが、
おすすめは絵本です。
絵本というのは子ども向けに作られているものが多く、
難しい言葉は使われずひらがなが多いので、
読む時にリズムを崩しにくくなっています。
他にも童話などのかんたんな物語もおすすめです。
逆におすすめできないのは、
新聞などの文章です。
特に新聞は人に文章で伝えることを目的にしているので、
読み上げることには適していません。
さらに普段言わないような言葉も出てくるので、
詰まってしまうと練習にはなりません。
なので、
できるだけスラスラ読める、
簡単な文章がおすすめです。
次に読み方ですが、
目の前に子どもがいると思って読んであげてください。
当たり前ですが、
子どもに早口で読んであげても理解してもらえません。
ゆっくり読んであげて、
かつ分かりやすいように抑揚をつけてあげても良いと思います。
普通に大人同士での会話でもそうですが、
早口で伝える気のないような喋り方では、
分かりにくいし、良い印象を与えません。
逆にゆっくりと喋れば、
相手は分かりやすく聴くことができるでしょう。
この音読のポイントは、
・できるだけ詰まらないように読み上げること
・意識してゆっくり喋ること
・相手に伝えることを意識する
などのポイントです。
本来であれば、
録音して自分で聞いてみたり、
他の人に聞いてもらって分かりやすい話し方かどうか、
を調べてみるほうが良いかなと思います。
自分の声を聴くということに抵抗があるかもしれませんので、
私の方に送っていただければお手伝いをさせていただきます。
まとめ
音読は喋ることが苦手でコミュ障になっている人には有効だと考えられる。
音読は絵本などの比較的読みやすいもので、
目の前に子どもがいると思って喋る。
音読のポイントは、
・できるだけ詰まらないように読み上げること
・意識してゆっくり喋ること
・相手に伝えることを意識する
できれば録音して聞いてみたり、
他の人に聞いてもらって練習してみましょう。
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