話し方講座、相手が伝えたいことを返してあげよう

こんにちは!
ぽっぽです。

人と会話している時に、
たまに感じることがあるのですが、
「ん~~?話のオチは???」
とか、
「結局何が言いたいんだろう…?」
ってなることがあります。

これは特に子どもと話しているとよくあって、
「あのね!今日学校で◯◯したんやで!」
って急に言われると、
「お…おう…、そうか…」
って反応に困ります。

こんな時にどのような一言を返せば良いのか。

そこで注目するポイントは、
感情
です。

この感情に注目することで、
ふと返す一言で相手との距離をグッと縮めることが出来ます。

なぜ人に喋りたいのか

人が人に何かを喋る時、
それを伝える意図は何でしょうか?

単純に言ってしまうと情報伝達なのですが、
子どもの場合などでは情報伝達とは考えにくいです。

特に意図が分かりにくい会話の一つに、
体験を喋るというものがあります。

 

例えば、
「昨日上司に理不尽に怒鳴られてさー、意味わかんねーわ!」
とか
「コンビニのくじで焼き鳥無料券当たった!」
とか体験を喋る場合があります。

人によっては、
「へー…そうなんだ…」
という反応だけで終わってしまうことがあります。

この反応だと相手も続けて喋りにくいと思います。

 

なぜ体験を喋るのか。
その答えが「感情」です。

このような体験を喋る時に、
体験から感じた感情などを相手に伝える、
という意図があると考えられます。

先程の例で言うと、
「昨日上司に理不尽に怒鳴られてさー、意味わかんねーわ!」
だと、
上司に怒鳴られて腹が立った、
ということを伝えたいのだと考えられます。

そこでこちらは、
「そら腹立つわなー、なにが原因やったん?」
と返してあげれば、
「いやそれがな…」
と喋り続けてくれるでしょう。

つまりは、
相手が体験を喋るということは、
自分の感情を伝えたい、
ということです。

感情を返してあげるとは

ではその相手が感情を伝えたいということがわかれば、
その伝えたい感情を相手に言葉で返してあげましょう。

まずは返してあげる目的としては、
1.話を理解しているということ
2.話を聴いているということ
ということがあります。

相手の話をちゃんと聴き、
その上で理解をしていないと、
相手の感情をつかめないからです。

 

では具体的な感情の返し方ですが、
感情を表現する言葉で返す、
ということです。

具体的に言いますと、
相手から「腹が立つ」という内容の話があった時には

「それはイライラするなー」
「腹立つなー」
「イーッ!ってなるな」

みたいな感じです。

感情を表現する言葉というと分かりにくいかもしれませんが、
もう少し簡単に言うと、
その感情になった時の自分の状態を伝えるのです。

感情は主に4種類

では感情の種類ですが、
よく言われるものを最初は少しだけ準備しておきましょう。

感情でよく言われるのは、
喜怒哀楽
です。

これらを表現する言葉を考えてみましょう。

 

まずは喜び。

「嬉しい」
「天にも登る」
「テンション上がる」
「ラッキー」
などですかね。

当然これらの言葉をただ言うのではなくて、
こちらの声色も少しテンション高めに言うと良いでしょう。

「あぁ…ラッキーですね…」
と言うのではなく、
「それめっちゃラッキーですね!」
みたいなイメージです。

 

続いて怒りです。

「イライラする」
「腹立つ」
「爆発する」
「何それ!?って感じ」
などです。

 

続いては悲しいです。

「へこむ」
「落ち込む」
「嫌な気分」
「ショック」
などです。

 

最後の楽しみです。

「ウキウキ」
「ワクワク」
などです。

イメージとしては、
喜びとほとんど同じような言葉になります。

 

これらの言葉を覚えても良いのですが、
ハッキリ言って丸暗記は難しいので、
自分なりの言葉で表現できるようになるのが理想です。

自分の言葉で伝える

自分の言葉で伝えるということは、
意見すると非常に難しいことのように思いますが、
実際にはそこまで難しくはありません。

まずは感情を大きく分類してみましょう。

 

確かに喜怒哀楽でも良いのですが、
4種類のどれだろう…、
と考えてから言うのでは少しむずかしいです。

そこで簡単な分類方法は、
正の感情と負の感情、
の分類です。

簡単にいうと、
その時の感情が本人にとって、
嬉しいものか嫌なものか、
というだけです。

 

嬉しい感情の場合には、
嬉しいなどを表す言葉で。

逆に嫌な感情の場合には、
嫌な気分を表す言葉で。

大まかに分かるならば、
自分なりの言葉で、
嬉しい、
悲しい(嫌)、
な感情を表す言葉を考えてみましょう。

 

もし表現が思いつかないのであれば、
自分が相手の状況になったらどう感じるか、
を考えてみましょう。

これを続ければ、
相手が感情を伝えたい時の練習になるでしょう。

まとめ

人が体験などを喋る時には、
その時の感情を伝えたいという意図があります。

そのため、
こちらも相槌として、
その時に感じるであろう感情や感覚を返してあげましょう。

すると聴いていること、
話を理解していることが相手に伝わるでしょう。

感情は喜怒哀楽、
もしくは嬉しいと嫌の2種類があります。

それぞれの感情を表す言葉を、
一言返してあげましょう。