会話術を勉強したらダメ!スピーチが上達する秘密は?

こんにちは!
胃薬心理士のぽっぽです

学校や職場で人前で喋らなきゃいけない時。

例えば何かの発表とか、
スピーチとかがありますよね。

人前で喋るとなると脇汗びっしょりになって、
人前に立つと足が震えてしまって。

でも喋る不安で頭が一杯で、
スピーチの数日前から気分が重くて仕方がない。

私の場合は、
そんなスピーチの苦手を克服するために、
会話術を練習していました。

ですが、
会話術を身に着けても、
スピーチは上手くなりませんでした。

会話術を身につければスピーチも上達する?

まずは会話と、
スピーチや会議との違いを考えてみましょう。

いちばん重要なポイントは、
目的の違いです。

会話は一対一が基本で、
お互いの意思疎通が目的です。

スピーチなどは一対複数人が基本で、
喋る人の意思を伝えることが目的です。

人数の差もありますが、
目的が大きく違うので、
その目的を果たすために必要なことが違います。

会話だと、
お互いの意思疎通なので、
相手の話を聴くことが必要です。

しかしスピーチなどでは、
相手の話を聴く場面がほとんどなく、
自分が喋ることが必要です。

つまり、
会話の技術はスピーチでは不必要な場合があり、
スピーチだけの技術を身につける必要があると思われます。

それは特に、
喋ることに重点を置いた技術です。

会話術ではスピーチは上達しない

確かに人前で喋るということになると、
会話術を身に着けれればうまくいきそうに思います。

しかしそれぞれの構造を考えれば、
必要なことが少し違うんです。

なので私は会話を練習しても、
人前ではうまく喋れないままでした。

ある程度会話は出来るようになった、
大学のときですね。

サークルのみんなに行事の説明をした時に、
書いてあることを読み上げるだけなのに、
ものすごく噛んでしまって、
足は震えて脇汗びっしゃりになって。

とにかくみっともない自分でした。

さらに説明し終わってからの、
みんなのポカンとした顔。

自分の喋ったことが伝わらなかったんだと思います。

それが余計に、
「自分はなんて喋るのが苦手なんだ…」
と思わせる原因にもなりました。

つまり、
同じ「喋る」ということに関しても、
会話とスピーチや発表などは別物だということです。

構造としても目的としても違うため、
会話とは違う技術が必要だということです。

スピーチが上達するつの秘訣

では実際に必要な技術は、
会話とは違うものであれば、
どのようなものが必要になるかです。

主にスピーチなどの人前で喋る時に、
困ってしまうポイントとしては2つあります。

それは、
①緊張してしまう
②どう喋っていいか分からない
です。

①の緊張は、
スピーチなどに苦手意識のある人が抱える、
とても大きな問題だと思われます。

緊張してしまって、
足が震えて声が出なくて、
顔が真っ赤になってしまって、
それでもっと緊張しちゃって…

と悪循環です。

そのためまずは落ち着いて喋るために、
自分自身をリラックスさせる手段が必要です。

 

そして次に、
②のどう喋っていいか分からないです。

よく、
「緊張してなかったらな~」
というお話を聞きますが、
緊張していなければ上手く喋れるとは思えません。

喋るというと一般的な技能のように思いますが、
一旦これをバク宙に置き換えてみましょう。

「緊張してなかったらバク宙出来るんだけどな~」
と言われれば、
「じゃあお前元々バク宙出来るのか!?」
って思いますよね。

同じようにスピーチでも、
元々上手く喋ることが出来ないと、
緊張してるどうこうに関係なく喋れません。

つまりスピーチで相手に上手く伝えるという、
喋る技術を身に着ける必要があると考えられるのです。

コミュ障だった私のスピーチ術

ここまではスピーチが上達するためのお話でしたが、
正直昔の私にはこれは難しいと思います。

プロフィールにも書いていますが、
私は昔からコミュ障をやっていました。

そのため人前で喋ることも、
かなり苦痛でした。

ですが、今の自分であれば、
人前でスピーチは出来るようになりました。

それはコミュ障の自分にでもできる、
スピーチ術を身に着けているからだと思います。

 

そのスピーチ術は、
上に書いた内容とほとんど同じなのですが、
基本的な考え方が違います。

それは、
緊張しても喋れればええやん
という考え方です。

 

確かに人前で喋る時には緊張をしてしまいますが、
逆に全く緊張していなくて、
友達と喋るようなテンションでスピーチをすれば良いわけではありません。

スピーチの時に
「じゃあー今から俺が考えてるやり方言うし、よー聞いとけよー」
なんて喋ったら間違いなく白い目で見られます。

 

つまり緊張はしていても良いのです。

というか、
緊張しても喋れていれば問題ないのです。

 

これは私が、
手品をしていて気づいたことです。

趣味で手品をしているのですが、
どれだけ練習しても場数を踏んでも、
やっぱり緊張します。

特に初めての人の前で演じるときなんかは、
足も震えるし脇汗がナイアガラの滝のごとくです。

それでも手品は演じる事ができますし、
お客様をしっかりと楽しませることが出来ます。

それは、
緊張していても問題ないくらい練習をしているからです。

 

どれだけ緊張していようが、
頭が真っ白になろうが、
手品を演じるとなると手が勝手に動いて、
セリフを勝手に喋っているんです。

これはスピーチでも同じだと思います。

緊張しても問題ないくらい練習をしておけばスピーチは乗り切れます。

 

確かに、
「いくらでもスピーチかかってこいやぁ!ヒャッハー!!」
というスピーチジャンキーになりたい方は、
人前で緊張しないように練習する必要があるかもしれません。

ですが、
多くの人はスピーチの達人になることが目的ではなくて、
苦手なスピーチの嫌な感じが減ることが目的だと思います。

そのために必要なことは、
とりあえずでも良いので、
スピーチを乗り切る方法を身に着けることだと思います。

緊張しても喋れればええやん、
というのはそのような意味合いがあります。

 

そのためには、
スピーチの原稿を予め用意して、
噛まない程度に文章を覚えて喋れるようになるまで練習をしておけば良いのではないかと思います。

そして本番は、
ガッチガチに緊張をしても良いので、
とりあえず覚えた文章を読み上げることだけを頑張りましょう!

まとめ

会話の目的は、
お互いの意思の疎通

スピーチ・発表などの目的は、
こちらの意思を伝えること

会話は双方向なのに対して、
スピーチは一方通行なので目的が違う。

目的が違うために、
必要な技術も違う。

会話術を身に着けても、
スピーチは上達しない

スピーチが上達するためには、
リラックスさせる技術と、
上手く相手に伝える技術が必要です。

私はスピーチ自体を、
緊張しても喋れればええやん、
と考えています。

緊張していようがいまいが、
とりあえず喋れれば問題ないのです。

そのためには、
緊張しても問題ないくらい練習をしておきましょう。