人見知り・コミュ障を治さないで会話力を向上する方法

こんにちは!
ぽっぽです

人見知りだったり、
コミュ障さんだと会話がしんどいと感じることありますよね。

人と喋るのが嫌で、
どう喋っていいかが分からなくて、
上手く喋れなくて、
それでまた落ち込んで…

どうにか会話力を向上させたいと思いますよね。

大学院にいる時に、
同じ心理学を学ぶ同期からこんな相談をうけたことがあります。

友人「私コミュ障で人と喋るのめっちゃしんどいねんけど」

自分「いや今普通に俺と喋ってるやん」

友人「だってアンタは慣れてるし、初対面とかホンマしんどい。会話力あげたいけどコミュ障治る気せんし」

コミュ障って

自分「初対面なー、何がしんどいのん?」

友人「何喋っていいか分からんなるし、沈黙になったらワァーってなる」

自分「じゃあ俺と喋ってて沈黙になったらわぁーってなるか?」

友人「いやならへん」

自分「じゃあ同じ状況に対して違った反応をしてるってことは、自分の感じ方がそのコミュ障の原因やろな」

友人「私が悪いってことか!」

自分「ちゃうちゃう、そもそもコミュ障ってのは感じ方なんやって。
   会話自体に苦手意識を持ってたり、相手によっては苦痛を感じることをコミュ障っていうんや。」

友人「ほう」

自分「でも人によって会話がしやすかったりなんて当たり前やん。
   その当たり前のことに苦痛を感じてしまうっていう特徴のことをコミュ障っていうねん」

そもそもコミュ障とは、
コミュニケーション障害の略称のようですが、
明確な定義があるということではなさそうです。

コミュニケーションが上手くいかない人や、
コミュニケーションを苦痛に感じる人を総称してコミュ障と言うようです。

コミュ障の大きな問題は、
その人が会話を苦痛に感じているということです。

誰でも初対面での会話や、
会話に対しての抵抗感は大なり小なり持っているものです。

コミュ障の人はその抵抗感が、
嫌・苦手という領域まで一気に振り切ってしまうことが原因のようです。

捉え方によっては、
会話に対しての一種のアレルギー反応です。

苦痛を感じなくても良いところに苦痛を感じてしまうのです。

そしてこのコミュ障というのは、
あくまで会話に対しの捉え方という特徴なのです。

あくまで好き嫌いなので、
私は茶碗蒸しが嫌いですが、
アナタは好きかもしれません。

コミュ障かそうでないかという差は、
この好き嫌いとほぼ同じレベルです。

なのであなた自身に問題があるわけでもなく、
ただの好き嫌いレベルということを覚えておいてください。

コミュ障は治さない

自分「そもそもコミュ障なんて治さんでもええからな」

友人「コミュ障治さんかったら会話上手くならへんやん」

自分「感じ方なんやから、それは会話力とはまた別の話」

友人「どういうこと」

自分「会話自体が嫌でも口は動かせるし、人の話は聴けるやろ」

友人「じゃあ嫌なまんまで会話しろってこと?」

自分「そういうこと。逆に言えば会話が嫌じゃなくなったからといって会話力が上がるんか?」

友人「確かに…」

自分「会話に対しての抵抗感があっても会話力は上げられるし、別にコミュ障は治さんでもええねん」

コミュ障というのは、
先述の通り会話の感じ方なのです。

だからこそ、
会話力とは関係がない話なのです。

会話力は会話のスキルであり、
会話が嫌じゃないからといって、
会話のスキルが上がるとか思えません。

料理で例えると、
私はだし巻き卵が嫌いですが、
それでもだし巻き卵は作れます。

逆にだし巻き卵が嫌いじゃなくなっても、
100倍美味しいだし巻き卵が作れるかというとまた別の話です。

より美味しいだし巻き卵を作ろうとしたら、
作るためのスキルが必要になります。

それはそれ自体の好き嫌いとはまた別の話なのです。

だからこそ会話においては、
会話の感じ方というコミュ障は治さなくてもいいのです。

コミュ障が克服できない?というか克服せんで大丈夫やで

会話力をあげる

友人「じゃあコミュ障は治さんでも良いとして、会話力ってどうやって上げるん?」

自分「おすすめは『聴く』ことに集中することやな」

友人「傾聴みたいな?」
※カウンセリングのように聴くことに集中すること

自分「そそ、自分で喋るよりも聴くほうが100倍やりやすいし上達しやすい」

友人「喋らんでええの?」

自分「意見を求められたりしたら喋るけど、喋る内容によっては全くウケへんかったりするからな」

特にコミュ障さんは、
人と喋ることに苦痛を覚えることが多いようです。

なので無理して喋らなくても大丈夫です。

それよりも、
聴く力を鍛えてあげましょう。

まずなぜ喋りよりも聴くなのかです。

喋る場合には内容が相手にウケない可能性もあります。

例えば子どもにはアニメやゲームの話題が良いだろうし、
大人にはニュースなどの話題が良いと思います。

それら全てに対応しようと思うと、
膨大な量の情報をインプットしなければいけません。

ですが聴く場合には、
相手が話をしてくれてそれを聴くので、
どの年代でも性別でもほぼ同じ方法で対応できるのです。

そのため覚えることが喋りよりもはるかに少なく、
上達が目に見えて分かります。

聴くことを鍛えれば会話力は上がったといえるのか、
と思われるかもしれません。

会話とは相互のやりとりなので、
片方が喋る、
片方が聴く、
という関係で十分に成り立っています。

そのため、
会話で聴き手に回る、
という立場がコミュ障さんには適しているんじゃないかと思います。

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聴くとは

自分「まあ一口に聴くっていっても難しいけどな」

友人「聴くって言われても何をしたらええんやろってなるな」

自分「とりあえずパッと必要そうなんは、質問と相づちくらいかな」

聴くと言われても、
具体的に何をすれば良いのか、
イメージがしにくいかと思います。

人の話を聴きましょう、
というのは小学校くらいから言われていた気がしますが、
具体的な方法は教わりませんでした。

そもそも「聴く」「聞く」の違いです。

聞くというのは、
耳に音が入るって感じです。

相手が喋っていることを聞き流していても、
聞いていることになってしまいます。

では聴くということですが、
喋っている内容に集中し、
相手にもそれが伝わるというイメージです。

ただ無表情に相手の話を耳に入れているだけでは、
壁に喋っているのと同じです。

相手が喋っている内容を聴いているということが伝わるように、
「うんうん」「へぇ~」「うわ…」
などの簡単な相づちを加えていきましょう。

さらに聴いているというとはまた別で、
話をもっと聴きたいという姿勢をだすことで、
相手がもっと喋ってくれるようになります。

それが質問です。

相手が喋った内容に関してもっと深掘りしたり、
それに興味を持ったりして質問をすることで、
相手も親近感を感じてくれるようになってくるのです。

そのため、
聴く力を鍛えるためにまず最初は、
「相づち」と「質問」を意識すれば良いのではないかと思います。

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まとめ

コミュ障は会話の感じ方。

コミュ障は治しても会話は上手くならないし、
治さなくてもいい。

コミュ障さんにおすすめの会話のスキルは
聴く技術。

聴く力を鍛えるには、
「相づち」と「質問」を意識しましょう。