受け入れること、寄り添うことはアンパンマンが知っていた

こんにちは!
ぽっぽです

自分は仕事柄というか、
もうクセかもしれませんが、
人のお話を聴くことが多いです。

そんな時に気をつけていることの一つに、
相手を受け入れること、
があります。

自分もいつも意識していますが、
たまに忘れそうになってしまいます。

 

ですがこの意識しても忘れてしまう、
受け入れることを難なくこなしている人たちがいます。

いや人じゃないか?

食品たちかな?

変装が気づかれないだとっ!!

食品たちというか、
アンパンマンの世界の話です。

どこかで聞いた話ですが、
アンパンマンの世界の住人は、
変装に気づかないということらしいです。

なんでもアンパンマンの世界の住人は、
純粋なこころを持っているので、
疑うということをしないらしいです。

なので変装をしていのを見ても疑わずに信じて、
本当の正体に気づかないとのことです。

今見えている物を信じて、
それ以上を疑わないという純粋さがあるようです。

自分の物差しで語るな

自分は人の話を聞いていたりすると、
「それホンマか?」
と考えてしまう時があります。

例えば、
「大変だった」
という話を聞いたとします。

そんな話を聞いていると、
「いや大変にしたのは自分のせいやん…」
「あれで大変とな!?」
って感じてしまうことがあります。

 

たしかに客観的に見れば、
大変なのは自分のせいだったりとか、
過度にしんどさを感じていているのかもしれません。

でも一番大切なポイントは、
相手が「しんどい」を感じていることなんです。

客観的に見てどうとか、
それはその人の主観には関係ありません。

ただその人が感じている、
ということは間違いない真実なんです。

 

例えば、
小学生が勉強をしているとします。

大人からみれば簡単な問題を解いて、
「疲れたー」
と言っていたとします。

そこで大人が、
「そんな簡単な問題で疲れたとはどういうことや!」
って怒ったりします?

 

もちろん怒らないでしょう。

小学生には小学生なりの事情があり、
学力は大人と比べて低いという事情があります。

そんな事情などを考慮せずに、
自分からみたら簡単だからと頭ごなしに怒るのはおかしいといえます。

 

しかし、
子どもの話なら理解できるかもしれませんが、
大人同士の話になるとなかなか理解ができないことが多いようです。

大人同士であったり自分と同じ状況にいる人は、
他の人も同じような内情を抱えていると錯覚してしまい、
結果として自分基準で話を聞いてしまいがちです。

 

自分も友達の話を聞いていると、
たまに自分の基準の言葉が出てしまいそうになる時があります。

カウンセリングの仕事はもちろんのこと、
プライベートで話を聞いているときにも起こるので、
まだまだ自然にできているとは思えません。

「しんどい」に間違いはない

話を聞いていて、
「しんどい」「辛い」
という言葉をよく聞きます。

自分から見てどうとか、
そんな評価はどうでもいいんです。

ただその人が、
「しんどい」
と感じるほどのなにかがあったんだろうということです。

 

まあ、
注意を引くためにしんどいっていう人もいますけどね。

その人も同じように、
しんどいという言葉で注意を引く、
何かしらの背景があるのだということです。

 

どちらの場合にしても、
その人が「しんどい」
ということを言ったということを受け入れるのです。

そしてその上でお話を聴くのです。

その人の、
「しんどい」
に寄り添ってお話を聴くのです

 

子どものゴッコ遊びにも近いものがあります。

自分はこないだ、
校内放送役になってゴッコ遊びをしました。

子どもは自分を校内放送だと思って話しかけて(?)、
ゴッコが進んでいくので、
本人はとても楽しそうに遊んでくれています。

そのゴッコを受け入れて、
ゴッコの世界に寄り添って遊ぶことで、
子どもは楽しんで遊べるのです。

ちなみに、
校内放送役は正直あまり面白くありませんでしたが…

 

仮にアンパンマン世界で、
バイキンマンの変装にすぐ気づいてしまうとします。

アンパンマンは見つけざまにアンパンチを食らわせて、
あっという間にバイバイキンになります。

そんなんじゃお話も進まないし、
なによりおもんないでしょ。

 

アンパンマンの世界は、
自然にその変装を受け入れて、
その変装が真実だとして寄り添って、
お話が進んでるんです。

だからこそ面白いし、
映画版のアンパンマンみたいに、
大人でもウルっとくる言葉が出せるんじゃないかと思っています。

ほんの少し受け入れる

今の世の中はSNSなどの普及で、
人と人とが繋がりやすくなってきたのだろうとは思います。

でも気軽に、
「しんどい」「辛い」
と言えることはなかなかないとは思います。

そんな世の中だからこそ、
自分に対して「しんどい」と言ってくれたあなたには、
自分に対して言ってくれたという事実を受け入れて、
全力で助けたいと思います。

目の前の人の、
「しんどい」
に寄り添えるように。

アンパンマンの世界の住人のように、
受け入れて寄り添えるように。

アンパンマンの世界をこころの中においていきましょう。