引き寄せに必要だった「今、ここで」を生きる感覚

こんにちは!
ぽっぽです

自分はいつも出勤しながら、
音楽を流しているのですが、
自分の好きな音楽的に悲しい系の音楽が多いんですね。

なので失恋ソングの女王の、
奥華子さんの曲とか大好きです。

ちなみに奥華子さんの曲で一番好きなのは、
楔(くさび)です。

そんな自分の好きな曲はさておきですね、
そんな曲を聞いていて引き寄せの法則を思い出しました。

引き寄せの法則をご存知の方もおられると思いますが、
自分の状態と同じようなものが引き寄せられる、
という法則のアレです。

自分の気分と同じようなものが引き寄せられるので、
気分が下がりそうな失恋ソングなんてダメなんじゃないかと思っていました。

ですが心理学の方向から考えれば、
失恋ソングを聴くことも関係ないし、
それで気分が落ち込むこともあまり引き寄せには関係ないとわかってきました。

それっていつの話?

確かに気分が凹んでしまうことがあることもあります。

特に自分の場合には、
過去の失敗とか後悔とか、
そういうことで凹んでしまうことが多いです。

でもその失敗とか後悔とか、
過去の話ですよね?

 

たしかに実際にやっちゃったことではあるのですが、
それは今起きている問題では無いのです。

なのに「今」を生きている自分は、
いつまでも過去のことを思い出しては、
自分の首を絞めてしまっているんです。

マズイものは一発で覚える

まあ生物の仕組み的に、
そう考えちゃうのも仕方がないんですけどね。

何かしら嫌なことがあった時には、
それを避けようとする働きが生物にはあるんです。

嫌悪条件付けっていうんです。

 

名前とかはどうでも良いんですけど、
簡単にいうと嫌なことを覚えるって感じです。

ネズミに軽く体調が悪くなるお薬のはいった餌を食べさせるとします。

それを食べたネズミは体調が悪くなるんですが、
次からはその餌を全く食べなくなります。

そりゃ体調が悪くなるもの食べてたら、
自然の中で生きていけないわけですから、
そういうのを避けるわけですね。

 

これは人間でも同じで、
例えば失恋とかですごいストレスを受けたとします。

ストレスとかも自分にとって嫌なことなので、
それを過剰に避けるわけですね。

そして避けるために、
過去の嫌だったことを思い出して、
「ホラ!こんなにしんどかったでしょ!やばいからやめようよ!」
ってこころがあなたを守ろうとしてくれているんです。

 

過去の失敗とか後悔で気分が凹んでしまうのは、
決してあなたが弱いわけじゃないんです。

それはこころが、
これ以上傷つかないように守ってくれているんです。

もう少し具体的にいうと、
あなたが傷つかないように行動を止めてくれるんです。

引き寄せがでけへんやん

気分が凹むのは、
自分のこころを守るためだったんですね。

ところがどっこい、
こんな気分が凹んでちゃ引き寄せなんかできません。

引き寄せの法則では、
良い気分でいることが重要、
って言われています。

でも気分が落ち込むのは、
こころが自分を守ろうとしているからなんです。

これじゃあ矛盾してるやん!

 

…っとはなりません。

どちみち必要になるのは、
気分を良くすることなんです。

順に説明していきます。

自転車に乗れます?

まずは引き寄せの法則についてです。

引き寄せの法則には色々な理論がありますが、
自分は心理学からの解釈が好きなので、
それで説明します。

例えば自分がカバンが欲しい時には、
世の中に自分の好きなカバンが増えます。

同様に車が欲しい時には、
街中に車が増えます。

これは実際の量ではなくて、
自分が気づく量が増えるということです。

 

人間はすべての情報を頭に入れているのではなくて、
いくつかの情報を選んで頭に入れているんです。

だから自分が「カバン」とか「車」、
っていうフィルターを持っていると、
それにつながるものに気付きやすくなるんです。

自分が「これ!」と決めることで、
それにつながるものに気付きやすくなって、
結果として願望が叶うのだと思っています。

この
「気づく」
という部分が重要です。

 

仮に気分が凹んでいると、
「これ以上傷つくの嫌だから、それに気づくのもやめようね!」
と行動も止めてくるんです。

つまり凹んでいると、
自分が決めた「これ!」から離れてしまうので、
気づかなくなってしまうんです。

だからこそ気分を良くする必要があります。

 

なぜ凹んでいることよりも気分を良くすることが必要なのか、
すこし例え話をします。

あなたが自転車に乗るために練習している子どもだとします。

自転車に乗るために何度かこけて、
怪我をしてしまっています。

そこで、
「これ以上怪我するの嫌だから、練習やめようね!」
と言っています。

この状況で練習をやめれば、
自転車に乗れるわけはないですよね。

自転車に乗れるようになるには、
練習をしなければいけません。

たしかに自分が無駄に傷つくことは、
必要だとは思えません。

しかし、
だからといって立ち止まっていても、
現状は何も変わっていません。

結局のところ、
自分を守るということは、
これ以上傷つかないためにその場にとどまるということです。

 

引き寄せの法則では、
どんな願いでも叶う魔法のように描かれていますが、
実際には自分が行動をしなければ願望は叶いません。

いつか自転車に乗れたらなーと妄想するだけでは、
願望は叶わないのです。

自分が自転車に乗る!
と信じて諦めずに練習をすることで、
自転車に乗れるようになるのです。

気分は「今」だけで良い

じゃあそのためには、
失恋ソングとかで気分を落ち込ませたらあかんやん!

って思われるかもしれません。

ですが、
気分を良くする目的は、
自分の願望につながる要素に気づけるようになることです。

なので失恋ソングで落ちこもうが、
願望につながることに気付ければいいのです。

 

たしかに、
失恋ソングなどを聞いて落ち込むかもしれません。

なによりも問題なことは、
その沈んだ状態を引きずってしまうことです。

引きずってしまうことで、
気づけなくなってしまうことがダメだったんです。

なので気分が凹んでいることを引きずらないことが、
なによりも大切なことでした。

つまり失恋ソングを聞いて凹むことがダメなのではなくて、
それを引きずっていることがダメなんです。

 

たしかに気分を常に良くしておくことは、
引き寄せに限らず色々な面でいいとは思います。

でも正直自分のキャパではそんなのできないし、
いつも気分良くなんて到底むりです。

そこで自分は、
「今」の気分だけに注目をすることにしました。

 

心理臨床でも、
「今ここ(Here and now)」で起きていることを重視する
という考え方があります。

今この瞬間だけでも気分を良くする、
それがなによりも大切でした。

今の気分を良くするのって、
ずっと気分を良くするよりもまだ簡単でした。

自分がちょっとだけしあわせになることをするだけでした。

例えば、
・朝にコーヒーを飲む
・お気に入りの店員さんと喋る
・公園でぼーっとする
みたいな感じです。

大げさに幸せにするんじゃなくて、
今できる小さい幸せをしてみて、
ほんの少しだけ気分を良くするんです。

自分も少しずつではありますが、
毎日小さな幸せを見つけられるようにしています。

 

あなたにも、
日常の中から小さな小さな幸せを見つけることから、
ぜひとも初めて欲しいです。

ですが本当に余裕のないときには、
幸せを見つけるどころか、
絶望の中にいるときだってあります。

私もそういう時があります。

 

そんなしんどくなってしまうあなたにも、
小さな幸せを見つけてほしいです。

もし私にでもお話して、
ほんの少しでも気が楽になるのでしたら、
お気軽に愚痴でもしんどいの一言でもぶちまけてください。

こちらからお気軽にどうぞ

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