心理士が考える、コミュ障に会話術の本でおすすめ出来ないポイント

こんにちは!
ぽっぽです

よく本屋さんに行くと、
会話術の本がたくさんありますよね。

私も中学生くらいからコミュ障をやっていたので、
会話術の本をたくさん読みました。

その中で役に立つものもありましたが、
使えないものも多くありました。

なによりも感じたのは、
自分のようなコミュ障には合わないものも多くありました。

そこで今回は、
心理士の視点から、
会話術でおすすめできないポイントについてお話をしたいと思います。

誰にでも好かれる

まずいちばん疑問をもつことは、
誰にでも好かれる、
みたいな会話術です。

ハッキリ言って、
誰にでも好かれる
というのは不可能です。

まず人には、
・無条件で嫌ってくる人2割
・無条件で好いてくれる人2割
・自分の振る舞いで好いたり嫌ったりする人6割
いると言われています。

自分が何をしても嫌ってくる人がいるので、
誰にでも好かれるなんてのは不可能です。

例えば私は、
見た目が眼鏡でオタクなので、
いわゆるヤンキーみたいな人に嫌われてきました。

逆に私もヤンキーみたいなオラついた人は嫌いです。

誰にでも好かれるということを意識している人はいるでしょう。

確かに接し方によっては、
誰にでもある程度の好感度を得ることは出来ます。

しかし表面的な接し方になってしまい、
結果誰からも好かれなくなってしまいます。

結果としては、
誰にでも好かれる、
ということを目指さないほうが良いのです。

コミュ障には厳しい内容

本を読んでいると、
自分のようなコミュ障には難しい内容も多くあります。

例えば、
人の言ったことにオーバーリアクションで明るく反応する、
みたいなものです。

普段おとなしいやつが、
人の話をオーバーリアクションで聞いているのって、
かなり気持ち悪くないですか?

テレビ番組みたいなリアクションをする人がいますが、
私はそういうのをみると、
「うさんくさ、わざとくさ」と感じちゃいます。

確かに人の話を聴く時に、
リアクションを大きくすると、
聴いているということが伝わります。

ですが自分に合っているやり方というものがあるのです。

聴いているということが伝わる方法は、
リアクションだけでは無いからです。

 

他にも、
お酒が入ると本性が分かるので飲み会にいきましょう、
とかありました。

私は体質的にお酒が飲めないのと、
少食なので正直飲み会は好きというわけではありません。

それが好きじゃない人と一緒ならなおさら嫌です。

必要なのは、
人に好かれる方法ではなくて、
自分の魅力を伝えるような会話術なのです。

だからこそ自分のようなコミュ障に合った、
会話術が必要なのです。

コミュ障に合った会話

良くある会話術だと、
喋る方に重点を置いていることがあります。

確かに会話では喋ることもありますが、
そこだけに重点をおくのは少しコミュ障には難しいと思います。

特に喋ることというのは、
喋る内容や喋り方によってはウケが悪かったりします。

例えば、
ゲームやアニメの話は年配の人にはわからないでしょうし、
雑学などは子どもにはつまらなかったりします。

なので喋ることは非常に難しく、
上達することもかなり時間と手間がかかります。

それよりもまずは効果の出やすい、
聴くことに重点を置いたほうが、
自分のようなコミュ障には良かったりします。

喋ることが苦手で、
それでも出来る聴くことに重点をおいて鍛えた方がいいでしょう。

自分を隠さない

これはほとんどの会話術に書かれていないのですが、
自分のことを喋るということが抜けているのです。

なぜ自分のことを喋るのかというと、
自分の価値観が伝わらないからです。

自分の価値観が伝わらないと、
相手との仲を深めていくことは難しいです。

自分の価値観を伝えることで、
相手も同じように価値観を喋ってくれるようになり、
結果相手との距離もグッと縮まるのです。

非常に重要なことなのに、
なぜ会話術の本に書かれていないのかが不思議です。

しかし相手との距離を縮めることが難しいコミュ障さんには、
自分の価値観を伝えることが必要になるのです。

まとめ

誰にでも好かれることは不可能なのに、
それを目指しちゃう。

コミュ障さんには厳しい内容がある。

コミュ障さんには合っていない会話術の場合がある。

自分のことを喋ることが、
仲を深めるためには必要。