誰かに頼らない「自立」よりも大切だと思うこと

こんにちは!
胃薬心理士のです。

私が普段子どもと接している仕事なので、
よく聞く言葉ですが「自立」があります。

子どもが自立できるようにとか、
自立した大人になれるようにとか、
精神的に自立するだとか、
色々なところで聞きますね。

確かに自立できるような強さがあればいいとは思います。

ですが私としては、
必ずしも自立する必要は無いし、
自立よりももっと重要な事があるんじゃないかと思っています。

自立のそもそも

私はいつもこういう概念とか考えるときに、
言葉の意味から考えるようにしています。

自立
他への従属から離れて独り立ちすること。他からの支配や助力を受けずに、存在すること。

デジタル大辞泉より

なるほど。

他人とかに頼らないで、
自分がいることが自立していることらしいです。

自分のイメージとしては、
「棒が自立する」
みたいに支えなく立っているみたいな感じだと思っています。

自立は必要なの?

確かに誰にも頼らずに、
1人で生きる力があればすごいとは思います。

でも、
誰にも頼らないことって必要なんですか?

 

あたかも何かに頼ることが、
悪い事のように言われているように感じています。

誰かに依存しているのがダメ、
組織に所属しているのはダメ、
助けてもらうなんてみっともない、
とかそういうことでしょうか。

 

別に良いんじゃないかと思います。

誰かに頼っても良いし、
どこかに所属していても良いし、
助けてもらっても良いと思います。

生き方に関して、
絶対的に「ダメ」ということは無いと思います。

強いて言えば、
自分が納得できていない生き方をしていることは、
「ダメ」だと思っています。

「自立」より「自生」

生き方に絶対的な正解はありませんが、
個人的な正解はあると思います。

誰かに頼っていながらでも、
生きていれば良いと考える私のような人もいます。

逆に誰かに頼るだなんて、
そんなみっともない生き方できないという人もいます。

どちらの考え方が正解だとか言えません。

ですが、
個人的な正解を主張していると考えられます。

 

自立している方が自分らしい生き方だ、
という人には自立が正しいとは思います。

ですがそうでない人には、
違った生き方が正しいと言えます。

だからこそ自立が絶対的な正解ではなくて、
もっと個人的な生き方を求めても良いんじゃなかと思います。

だからこそ「自立」よりも、
「自」分らしく「生」きるという、
「自生」の方が良いんじゃないかと思っています。

本来の「自生」の意味とは違いますが、
・自分を生きる
・自分らしく生きる
という方が大切なんじゃないかと感じます。