「ダメな自分」でも良い、「ダメな自分」だから良い

自分に自信がない人は、
自分のことをダメだと思ったり、
自分のダメなところがものすごく気になったりします。

私も自分のことが大嫌いですし、
ダメなところも本当にたくさんあります。

そんな自分のだと、
ダメなところを無くしたり、
もっと自信をもてるようにしたりするかもしれません。

ですが、
そんなダメな自分のままでも大丈夫だし、
むしろダメな自分の方が良いのです。

弱みは最強の武器になる

自分に弱いところがあると、
それを直したり無くしたりしたくなるかもしれません。

ですが、
自分のダメな部分というのは、
武器にすることが出来るのです。

例えば、
私はお腹が弱くて、
基本的にものすごく少食です。

そこで同じような悩みを持っている人がいると、
自分と同じ悩みに共感してくれます。

そうするとその人とはかなり距離が縮まりますし、
自分の悩みを理解できる、
数少ない人になれるのです。

当たり前ですが、
お腹が弱くない人には、
お腹が弱い人のことはかなり理解が難しいです。

つまり自分のダメなところがある人というのは、
同じダメなところを持っていることで悩んでいる人の、
理解が出来るということです。

これは非常に強力な武器になり、
他の人には無い特別な部分です。

ダメな自分が、大切なものを作る

ダメな自分であるということは、
同じダメなところ持つ人の悩みを理解でき、
非常に強力な武器になります。

さらに、
そのダメな自分を表に出していくことで、
さらに良いことがあるのです。

 

それが、
人間味が出てくるというところです。

人間味というと難しいかもしれませんが、
その人らしさが出てくるということです。

例えば異性の好みの代表としてよく出てくるのが、
優しい人ってのがあります。

ところが優しい人っていうのは、
この世の中にいくらでもいます。

でもその「優しい」人でも、
部屋がものすごく汚いだとか、
人前でアガってしまうだとか、
そういうダメなところがあるとします。

そのようなダメな部分というのは、
人のよって本当に種類が違います。

部屋がきたない一つをとっても、
足の踏み場もない汚さや、
本だけ片付けられない、
ものを溜め込んでしまう、
などの差があります。

自分のダメという部分は、
ものすごく個人的な部分なので、
他に人と同じということが少なく、
その人となりがよく出ているのです。

そのようなダメな部分を表に出してみましょう。

すると個人的な部分を出しているので、
ただ優しい人との違いが出ます。

この違いが、
あなたらしさなんです。

そしてその違い、
あなたらしさの元が、
自分のダメな部分なんです。

つまり、
自分のダメな部分があるからこそ、
あなたらしさが生まれてくるんです。

あなたらしさが無いと、
他の有象無象の人たちと同じになってしまい、
結果として自分って何なんだろう…と自信を無くしてしまいます。

自分に自信を持っているというのは、
自分に対してのなんとなくの概念を持っている、
ということです。

自分のダメなところを出すことで、
他の人とは違う自分が見えてきて、
その結果自分らしさが出てくるのです。

このようなことから、
自分がダメな存在だと思っていることが、
むしろ自分に自信を持つのに必要だとも言えます。

つまり自分のダメな部分は無い方が良いのではなく、
ダメな自分である方が素晴らしいのだと理解いただければと思います。