話し方講座、相手との物理的距離について

こんにちは!
ぽっぽです

人と会話をするときには、
電話やメールとは大きく違う点があります。

それは目の前に人がいるということです。

その時に少し考えてほしいことが、
相手との距離についてです。

相手との距離はあまり意識することは少ないかもしれませんが、
ほんの少し意識するだけで使える情報なので、
ぜひ活用してもらえればと思います。

パーソナルスペースというもの

そもそも人間は他人に対しての距離感を持っていて、
パーソナルスペースとか呼ばれたりします。

研究には諸説あるのですが、
簡単に言いますと、
あまり親しくない人や知らない人が、
物理的に近い場所にいると不快感を感じる
ということです。

逆に言えば親しい人ほど物理的な距離が近いということです。
恋人などがそれに当てはまるということです。

これをほんの少しだけ頭に入れて、
普段の会話を考えてみましょう。

会話で考える距離

会話の時には、
おそらくお互いの声の聞こえる距離にはいると思います。

なので手を伸ばせば届くくらいの距離だと思います。
この距離を基本の距離と考えてください。

この距離というものは、
会話をするために必要な距離だと考えられるので、
会話をするくらいの仲の人ではこれくらいの距離なら近づいても大丈夫ということです。

 

ではここで相手からもう少し近づいて来たとします。

これは物理的な距離が縮まっているので、
相手は自分にとって親近感を持っている可能性があるということです。

逆に相手が少し離れた場合には、
すこし相手は自分とはまだ仲がいいとは感じていないかもしれません。

このような感じで、
相手との物理的な距離で、
相手との「心の距離感」をみることができます。

物理的距離についての注意点

相手との物理的距離で、
自分への親近感などを推し量ることが出来るといいましたが、
いくつか注意点があります。

まず最初に、
ここまでは近づいても大丈夫という距離が、
人によって異なるということです。

これはパーソナルスペースが人によって、
結構変わるってことなので、
人によってはあんまり親しくない人でもものすごく近づく場合もあります。

逆に言えば誰でも近づかれると不快に感じる人もいます。

なのであまり距離的に近づかない人でも、
実際のトコロ自分のことをどのように感じているかはわかりません。

さらに、
パーソナルスペースに関しては、
近づいたら不快感を感じる距離なので、
その人のことを嫌いだとかは関係ないのです。

つまりは、
安心感なのです。

ようは自分のことをどのように評価しているか、
どう感じているかなどはわかりません。

あくまで、
自分に害がないかどうかで、
その距離を判断しているのです。

なので気になる人が、
自分との距離が遠くても、
まったく気にすることではありません。

パーソナルスペースの活用

ではこのパーソナルスペースの活用ですが、
覚えておくことは一つだけです。

それは、
まだ知り合って最初の段階は、
あまり物理的な距離をものすごく縮めない、
ということです。

まだ親しくなってない状態で近づくと、
相手はものすごく踏み込まれたような感覚がする、
可能性があります。

そのため最初のうちは、
手を伸ばして届くくらいの距離くらいにしておいて、
会話が出来るような仲になればそれ以上に近づいても問題ないと思います。

距離がどうこうと考えると難しいと思いますので、
最初だけはものすごく近づかない、
とだけ覚えていれば問題ないと思います。

まとめ

人にはパーソナルスペースという、
人が近づいても大丈夫と感じる距離があります。

親しい人はより近くに、
親しくない人は遠いところにいると、
安心感を感じるようになっています。

ただ距離が離れていても、
それは安心感を感じないというだけで、
実際に自分をどのように感じているかはわかりません。

そのため覚えておく点としては、
最初のうちだけはあんまり近づきすぎない、
というだけです。

仲良くなってくれば、
近づいても問題ないのでご安心ください。